血漿分離プロセスを発明した人物は?

問題点

1938年、コロンビア大学の医学研修医であったアフリカ系アメリカ人のチャールズ・ドリュー博士は、輸血時に血液型を誤ってしまうリスクや、血液が長期間保存できないという問題を解決しようとしました。血液型の不一致は血液凝集や死亡につながる重大な危険です。

解決策

ドリュー博士は、血液中の液体成分である「血漿」がこの問題を解決できると考えました。血漿は凍結保存が可能で、1年以上保存できるため、大規模な輸血が実現できます。これにより、血液型ミスのリスクを大幅に低減しました。

プロセス

血漿は赤血球より密度が低いため、遠心分離機で遠心力を加えると赤血球は底部に沈み、上部に血漿が分離されます。このシンプルな手順で全血から血漿を効率的に抽出できます。

必要性

緊急時には、血漿に含まれる凝固因子や体液量の補充が赤血球よりも重要です。血漿中の血小板は受血者の血流にすぐに拡散するため、血液型不一致による副作用は赤血球の不一致に比べて極めて軽微です。

よくある誤解

ドリュー博士が白人専用病院に入れられずに死亡したという都市伝説がありますが、実際には救急搬送され病院で輸血を受けました。残念ながら、彼の発明した血漿保存技術だけでは彼自身を救うことはできませんでした。享年46歳です。

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