熱波がもたらす重篤な影響とは?

熱波は、数日から1週間以上にわたり、異常に高温が続く気象現象です。高温が続くと、特に高齢者や持病のある人にとって危険な状態となり、熱警報が発令されます。湿度が高い場合は「過度の熱警報」が出され、体感温度(熱指数)が提示されます。

死亡リスク

熱波時に心臓や体調が弱っている人は、致死的な影響を受けやすくなります。高温と湿度が組み合わさると、体は耐えられる限界を超えてしまいます。通常の年に米国だけで約175人が熱関連で死亡していますが、1936年から1975年の40年間で約2万人が熱や日射により命を落としました。1980年の熱波では1,250人、1995年の熱波では中西部と東海岸で約1,000人が熱中症で死亡しました。

日射病(熱中症)

日射病は生命を脅かす重篤な状態で、痙攣や吐き気などの症状が現れ、体温調節機能が失われます。体温が急上昇すると脳にダメージを与え、10分以内に適切な医療が受けられなければ死亡することもあります。気温が摂氏54度(華氏130度)以上になると、特に高齢者は日射病のリスクが高まります。摂氏40~54度でも長時間の曝露や激しい運動で日射病が起こり得ます。摂氏32~40度でも、長時間の直射日光や身体活動によりリスクは増大します。

脱水症状と呼吸器障害

湿度が低い環境では、熱波に対する最も一般的な反応は脱水です。気温が摂氏32度以上で直射日光にさらされると、10分間に約2リットルもの水分が失われることがあります。脱水は徐々に進行するため、危険が顕在化するのは遅れがちです。都市部では大気の停滞により汚染物質が蓄積し、呼吸器系に負担がかかります。特に高齢者、幼児、持病のある人はリスクが高いです。

熱疲労(熱疲労症)

極端な高温への過度な曝露が主な原因で、特に子どもや高齢者に多く見られます。熱疲労は軽度のショック状態で、過度の発汗、倦怠感、冷ややかな湿った皮膚、脈が弱くなる、失神、嘔吐などの症状が現れます。暖かく湿度の高い環境での作業や運動が主な誘因です。放置すると体温が上昇し続け、熱中症へと進行する危険があります。

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