エレベーターに閉じ込められた際の安全対策と救助手順

エレベーターに閉じ込められることへの恐怖は多くの人が抱えています。実際に起こる頻度は低いものの、万が一に備えて正しい手順を知っておくことが重要です。以下では、建物管理者・救助隊、そして乗客や目撃者が取るべき具体的な対応策を紹介します。

連絡(Communication)

  • 建物や施設管理チームは、エレベーター内の乗客とインターホンや電話で直接連絡を取ります。乗客に安全が確保されていること、救助作業が進行中であることを伝え、喫煙やドア付近への立ち入りを控えるよう指示します。また、エレベーター内の照明が点灯しているか、乗客の人数、体調不良や負傷者の有無を確認します。

評価(Assessment)

  • 閉じ込めが発生したら、管理チームは速やかにエレベーター製造メーカーへ連絡します。メーカーに対応できるスタッフがいない場合は、地域の消防署に通報します。救助隊が到着したら、エレベーターの位置(各階との相対位置)や停止原因(例:全館停電)を調査します。

対応(Actions)

  • 位置と停止原因が判明したら、管理チームと救助隊はメインライン切替スイッチを「ON」にします。多くの消防士は緊急スイッチ用の鍵を持っており、エレベーターを最下階に呼び戻すことができます。これで復旧しない場合、エレベーターが階近くに停車しているならスイッチを「OFF」にし、ドアを手動で開けます。救助隊が車内に入り「STOP」ボタンを押し、乗客を一人ずつ安全に降ろします。

乗客・目撃者の手順(Passenger and Witness Procedures)

  • 乗客はまず落ち着き、ドアをこじ開けようとしたり天井ハッチを使用しようとしないことが重要です。ほとんどのエレベーターには非常ボタンと電話が備え付けられているので、緊急呼び出しボタンを押し、指示に従います。救助が来るまで待機します。
  • エレベーターシャフト外で閉じ込めを目撃した場合は、速やかに建物の施設管理チームまたは不明な場合は 119 へ通報します。ドア越しに声を掛けて「救助要請を行った」と伝え、落ち着くよう促します。救助隊が到着するまでエレベーターの近くに留まらず、安全な場所で待機します。

緊急への備え - 関連記事