ドップラーレーダーで竜巻を引き起こす可能性のある嵐を見分ける方法
手順
- フックエコーを探す
雨や雹、破片が回転するスーパーセルの周囲に、フック形状のエコーが現れます。米国気象局はフックエコーを確認したら竜巻警報を出す基準としています。
- 竜巻渦サイン(TVS)を確認
ドップラーレーダー上で緑のピクセル帯と赤のピクセル帯が隣り合うと、強い回転が存在することを示す「竜巻渦サイン(TVS)」です。これはメソサイクロンが形成されている可能性を示し、竜巻になる前兆です。
- 弱エコー領域(WER)を見つける
上昇気流が強く、降水が上方に引き上げられるため、雨が期待される場所にエコーが欠けます。レーダー画面では緑や黄色のピクセルが暗赤や橙色に囲まれた領域として現れます。
- リアフランク・ダウンドラフト(RFD)を探す
メソサイクロンの後方に乾いた空気が巻き込まれ下降するとRFDが発生します。レーダーでは赤い波状のピクセルが見え、その下に緑または青の三角形があり、これがインフロー(上昇気流)です。
- 反射率(降水強度)を確認
インフロー付近に扇形の高い反射率領域が現れることが多く、これが強い降水や雹の存在を示します。
- 腎臓豆型スーパーセルをチェック
腎臓豆のような形状をしたスーパーセルは、竜巻を発生しやすい典型的な構造です。
- 弓形エコー(Bow Echo)を確認
緑の背景に赤い横向きの隆起が現れる形が弓形エコーです。下層の強い直線風が集中していることを示し、突風や竜巻が伴うことがあります。
以上のサインを総合的に判断することで、ドップラーレーダー上で竜巻が発生しやすい嵐を早期に特定できます。
