第二次世界大戦中の放射線が人体に与えた影響
第二次世界大戦の終結と同時に、初めて原子爆弾が軍事的に使用されました。広島と長崎への原爆投下により、瞬時の爆風と熱で約12万人が死亡し、放射線障害や放射線関連疾患によりその後も多数の死者が出ました。
被爆者(ひばくしゃ)
原爆の生存者は「被爆者(ひばくしゃ)」と呼ばれ、毎年放射線障害による追加死亡者が追悼されています。2009年時点での累計死亡者は413,171人とされています。
残留放射線
原爆で発生した放射線のうち、約5〜10%が残留放射線として長期間にわたり環境中に残ります。この放射線は、爆風や熱で死亡しなかった人々に対し、後に健康被害をもたらします。
即時の影響
爆発後1週間以内の死因は主に火傷によるものですが、約10%は高線量の放射線による急性放射線症が原因です。
遅延影響(数週間~数か月後)
曝露から約20週間後には、さまざまな症状が顕在化します。頻繁に見られる症状は不妊、白内障、血液障害などです。
がんリスク
長期的に生存した被爆者の約3%が後年にがんを発症します。白血病は曝露後2年以内に多く見られ、皮膚がんや肺がんは事故から20年以上経過した後でもリスクが増加します。
