洪水時の安全対策
はじめに
急な増水や地域の浸水警報は必ず真剣に受け止めましょう。増水した水はさまざまな危険を伴います。安全を確保するために、住居からの避難、ペットや荷物の高台への搬出、浸水した道路や水の中への立ち入りを避けることが重要です。もし水の中に閉じ込められた場合は、必要な安全対策を講じてください。
回避
流れる水を横断しないでください。水深や流速は測りにくく、車や人が流される危険があります。電線が水中に隠れている可能性や、覆われたプロパンタンクの危険もあるため、浸水した場所を歩くのは避けましょう。子どもが深い水で遊びたがるかもしれませんが、昆虫やヘビ、ガラスなどの鋭利なものが混入していることがあります。
警告
警察や救急隊員の避難指示や立ち入り禁止の警告は必ず守りましょう。車は浸水から守ってくれません。バルチモア郡消防局によれば、1フィート(約30cm)の水深で時速6マイル(約9.7km/h)の流れに乗ると車は流され、2フィート(約60cm)で浮かんでしまいます。車が浸水でエンストした場合は、無理のない範囲で安全に高台へ移動してください。
健康
浸水した水は化学物質や人・動物の排泄物で汚染されていることがあります。可能な限り水に触れないようにし、どうしても入る必要がある場合は、石鹸と清潔な水で全身を洗い流しましょう。防水手袋とゴムブーツを着用し、清掃時も同様に保護します。汚染された衣類は熱湯で洗濯してください。
清掃
CDCは、漂白剤1カップ(約240ml)を5ガロン(約19リットル)の水に混ぜた溶液で、浸水した壁・床・表面を石鹸と清潔な水で洗浄し、消毒することを推奨しています。救える家具は十分に乾燥させて消毒してください。木製まな板、哺乳瓶の乳首、プラスチック製食器、家庭保存の食品は廃棄が必要です。バージニア州保健局は、金属製鍋・陶器の食器・金属製食器・市販の缶詰は、石鹸と清水で洗浄し、漂白剤¼カップ(約60ml)を1ガロン(約3.8リットル)の水に混ぜた溶液で消毒するよう勧めています。
飲料水
浸水により、私設井戸や公共の水道が汚染されることがあります。行政からの「使用前に沸騰させてください」という指示は必ず守りましょう。私設井戸の水は、毒性が確認されるまで最低1分間沸騰させて使用してください。ハリケーンや洪水に備えて、赤ちゃんのミルク調整に必要な安全な飲料水を確保できるよう、事前にボトル入りの水を備蓄しておくと安心です。
帰宅時の注意点
昼間に浸水した家屋を確認し、電気・天然ガス・プロパンの元栓を止めます。ガス漏れの可能性があるため、キャンドルやガスランタンなどの明かりは使用せず、電池式の懐中電灯やランタンを利用してください。ガス漏れが疑われる場合は直ちに退避し、関係機関へ連絡します。安全が確認されるまで再入居はしません。電気機器は電気技師など専門家に点検してもらってから使用してください。
