背骨固定用ボードの作り方
背骨ボードは、事故後に被害者が脊椎損傷の可能性があると疑われる場合に使用します。搬送中に体を平らに保ち、動かさないことで麻痺や二次的な損傷を防ぎます。また、救助が来るまでの間、被害者を安全な場所へ移す際にも活用できます。以下では、基本的な木工技術だけで自作できる背骨固定用ボードの作り方を紹介します。重い被害者にも対応できるよう、厚手の合板(3/4インチ)を使用します。
必要なもの
- 4×8 フィート、3/4インチ合板
- ジグソー
- サンダー
- 中目と細目のサンドペーパー
- 定規
- 厚紙(カートン)
- はさみ
- 木材用シーラー
- ペイントブラシ
- シンチストラップ(締め具)
作業手順
合板にボードのサイズを記入します。目安は長さ7フィート5インチ(約2.26 m)、幅3フィート5インチ(約1.05 m)です。
紐を2フィートほど用意し、一本の鉛筆に結びます。紐のもう一端をボード上端から20インチ(約50 cm)離した位置の中心に固定し、鉛筆を動かして四隅に丸みを持たせた形を描きます。底部でも同様に行います。
厚紙に長さ約7インチ(約18 cm)の腎臓形(くぼみがある形)を描き、はさみで切り抜き、シンチストラップ用の穴テンプレートとします。
テンプレートを合板に4か所(頭部、胸部、臀部、脚部)に合わせて描き写します。腎臓形のくびれがボードの端側を向くように配置します。
ジグソーで描いたラインに沿って合板を切り、テンプレートで作ったシンチストラップ用の穴も切り抜きます。
全表面をサンドペーパーで研磨します。まず中目で全体を整え、最後に細目で滑らかに仕上げます。ストラップの穴内部も忘れずに研磨してください。
木材用シーラーをペイントブラシで全体に塗布し、乾燥させます。これにより防水性と耐久性が向上します。
各穴にシンチストラップを通し、ボードの側面と上部に取り付けます。被害者を乗せる際はストラップを緩めてから固定し、使用後はすぐに元の位置に戻しておきます。
この自作背骨ボードは、緊急時に迅速に展開でき、被害者の安全な搬送をサポートします。
