コンクリート製雨水管の変色原因と対策

油汚れ

雨水管の壁面にできる油汚れの主な原因は、車から漏れたエンジンオイルです。雨が降ると道路上のオイルが流れ込み、雨水管に付着します。また、飲食店の油回収容器からの漏れや、意図的・偶発的にこぼれた食用油も同様です。油はコンクリート自体を劣化させませんが、過剰な油脂がたまると排水が詰まる恐れがあります。これは主に家庭用下水管で問題になるため、雨水管では比較的影響は少ないです。

多くのコンクリート雨水管は鉄筋を使用していません。そのため、壁面に見られる錆は、錆びた土砂や水に含まれる鉄分が付着したものです。ただし、非常に大きな雨水管では鉄筋が使用されていることがあります。この場合、コンクリートがはがれて錆びた部分が露出すると、内部の鉄筋が腐食しているサインとなり、修理や交換が必要になることがあります。

白華(エフロレッセンス)

雨水管が水にさらされ、乾燥すると表面に白い粉状の汚れが現れることがあります。これはエフロレッセンスと呼ばれ、コンクリート中に含まれる塩分が水に溶け出し、蒸発とともに表面に結晶化したものです。白華はコンクリートが水に触れた結果として自然に起こる現象で、構造的な損傷を示すものではありません。除去したい場合は、まず金属ブラシでこすり落とし、残りは弱酸性の洗剤や石鹸・スケール除去用クリーナーで洗い流すと効果的です。

カビ・菌糸の繁殖

雨水管は常に湿潤で、流れる汚染物質が豊富なため、カビやミリュイなどの真菌が繁殖しやすい環境です。真菌がコンクリート表面に付着すると、色素や代謝産物が汚れとして残り、長期的にはコンクリートの劣化を促進します。完全に防止することは難しいですが、除去したい場合は手作業でこそげ取り、抗真菌剤で表面を処理すると効果があります。

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