ビニール袋削減への新たな取り組み
プラスチック袋の問題
大量に生産され埋立地に捨てられるビニール袋は、分解に500年以上かかると科学者は指摘しています。陸上だけでなく海にも蓄積し、誤って飲み込んだ動物や海洋生物に致命的な被害をもたらします。また、製造に大量の石油が使用され、環境負荷が大きいのが問題です。USA Todayによると、世界では年間5千億〜1兆枚のビニール袋が消費されています。
小売業者の取り組み
米国ではIKEAがビニール袋1枚につき5セントを課金し、得た資金を樹木植樹やCO2オフセットの団体に寄付しています。英国のMarks & Spencerも1枚5ペンスを徴収し、同様の目的に使用しています。多くの中小規模小売店も同様の料金制度を導入するか、ビニール袋の提供自体を停止しています。
政府の課金制度
香港、トロント、メルボルンなどの自治体は、全てのビニール袋に対して販売者が料金を課す義務を課しています。米国コネチカット州では、紙袋・ビニール袋に対し5セントの料金を設定し、リサイクル支援のための地方助成金に充てています。
ビニール袋の禁止
2007年、サンフランシスコが非生分解性ビニール袋を初めて全面禁止しました。その後、台湾やパリなどの大都市や多くの小規模自治体でも同様の禁止が実施されています。一方、シアトルやフィラデルフィアでの新たな禁止や課金提案は、ビニール袋業界の反対により却下されています。
その他の対策
米国のデラウェア州は大手小売店に店頭でのビニール袋リサイクルを義務付け、カリフォルニア州やニューヨーク州でも同様の法律が施行されています。こうした取り組みは、ビニール袋の再利用とリサイクルを促進し、環境負荷の低減を目指しています。
