寒天希釈法の概要と手順

寒天希釈法は、特定の微生物数を含む溶液を栄養豊富な寒天培地に塗布し、様々な濃度の抗菌剤を添加して行います。培地を約24時間培養し、濁度やコロニーの有無を評価して、微生物が感受性・中間・耐性のどれに属するかを判定します。

最小阻止濃度(MIC)

寒天希釈法の目的は、抗菌剤(抗生物質、消毒剤、保存料など)の最小阻止濃度(MIC)を測定することです。MICは mg/L で表され、抗菌剤の有効性や耐性監視に利用されます。

コロニー懸濁法

選択したコロニーを少量採取し、生理食塩水を入れたガラスチューブに移します。チューブを激しく振盪し、一定時間静置します。チューブ内の濁度をMcFarland標準などと比較し、白背景・十分な照明下で評価します。1サンプルあたり約5分で完了します。

増殖法

選択したコロニーを栄養豊富な培地が入ったチューブに入れ、95〜99 °F(約35〜37 °C)で振盪培養します。培養時間は微生物の増殖速度により2〜6時間です。培養後はコロニー懸濁法と同様の標準で濁度を評価します。

培養液を用いた増殖法(夜間培養)

栄養培地中のコロニーを一晩培養し、600 nmで光密度(OD)を測定します。測定液を1:100に希釈し、さらに1:10の5段階に分割します。そのうち4つを寒天板に拡散し、再び一晩培養します。翌日、コロニー数をカウントし、CFU/mLを算出します。

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