エバポレーティブクーラーでレジオネラ肺炎を防ぐ方法
概要
レジオネラ・ニューモフィラは水中に広く分布する細菌で、ほぼすべての水環境に存在します。エバポレーティブクーラーは水の蒸発で建物内の空気を冷却するため、内部に細菌が増殖しやすく、クーラーから空気システムへ拡散する恐れがあります。レジオネラは軽度のインフルエンザ様症状(ポンティアック熱)と、致死性のレジオネラ肺炎(レジオネラ症)という二つの症候群を引き起こします。適切な清掃と定期的なメンテナンスにより、細菌の増殖を抑え、建物利用者の健康リスクを低減できます。
必要なもの
- 洗浄用溶剤
- 交換用クーラーパッド
- 除石灰剤
- 塩素測定計
- 温度計
- 殺菌剤
手順
エバポレーティブクーラーの清掃
- メーカーの指示に従いクーラー本体を清掃し、クーラーパッドを交換してパッド上の細菌を除去します。
- 水タンクを塩素系漂白剤(濃度10%以上)で消毒し、細菌の死滅を確認します。
- 除石灰剤を使用してタンク内のミネラル沈着物を除去します。ミネラルはレジオネラがバイオフィルムを形成する基盤になるため、除去が重要です。
水質のモニタリング
- 塩素測定計でタンクに供給される水の塩素濃度を測定し、細菌増殖を抑える適切なレベルを維持します。必要な基準は自治体の水道局に確認してください。
- 温度計でタンク内の水温を測定します。レジオネラは摂氏25〜42度(華氏77〜108度)で最も増殖しやすいため、この範囲を超えるように調整します。
- 殺菌剤を定期的に投入し、細菌の繁殖を防止します。
