オレンジレベルの大気汚染とは何か?

環境保護庁(EPA)は、空気質指数(AQI)に基づき大気汚染のレベルを評価しています。AQIは0(汚染なし)から500(極端に高い汚染)までの数値で示され、緑・黄・オレンジ・赤・紫・マルーンの6色で色分けされます。5つの主要汚染物質について指数が算出され、最も高い指数が全体のAQIとして表示されます。

オレンジレベルの大気汚染

AQIが101〜150の範囲にあるオレンジレベルは「敏感な集団にとって不健康」と定義されます。大多数の人には大きな影響は出ませんが、喘息、気管支炎、肺気腫の患者や、子ども・高齢者は呼吸困難や症状の悪化を起こしやすくなります。健康への影響は軽度が多いものの、極めて感受性の高い人には顕著です。

主な汚染物質

クリーンエア法で定められた6つの主要汚染物質は、炭素一酸化物、地表オゾン、二酸化硫黄、窒素酸化物、粒子状物質(PM)および鉛です。うち5つはAQIで数値化されます。特にオゾンと粒子状物質は呼吸器系への直接的な影響が大きく、喘息や肺疾患を悪化させます。

実際の濃度

粒子状物質(PM2.5)でオレンジレベルに相当する濃度は、35.5〜65.4 µg/m³です。地表オゾンの場合は、76〜164 ppb(パーツ・パー・ビリオン)に相当します。

健康への影響

地表オゾンや粒子状物質による大気汚染は、喉や粘膜の刺激、呼吸困難、胸部の圧迫感、呼吸時の痛み、喘息発作、頭痛など多様な症状を引き起こします。オゾンは皮膚のやけどに似た肺組織の炎症を起こし、繰り返し曝露すると肺組織が永久に傷つき、免疫力低下により肺炎などの感染症リスクが高まります。

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