埋立地で発生するガスの種類
有機廃棄物が埋立地で分解されると、微生物の代謝によりさまざまなガスが生成されます。生成されるガスの種類は、埋立地の規模・深さ・埋立年数・化学環境、さらには投入される廃棄物の種類など、複数の要因によって左右されます。以下に、埋立地で主に検出されるガスとその特徴をまとめました。
メタン (CH4)
メタンは自然界にも存在しますが、埋立地からも大量に放出されます。可燃性が高く、閉鎖空間では爆発の危険性があります。埋立地から排出されるガスの約45〜60%を占め、米国における最大のメタン排出源でもあります。
二酸化炭素 (CO2)
二酸化炭素は埋立地から排出されるガスの40〜60%を占めます。自然に存在するものの、濃度が上昇すると温室効果ガスとして地球温暖化に影響します。
硫化物類
硫化水素やジメチル硫化物、メルカプタンなどが含まれ、埋立地特有の腐敗臭の原因となります。全体のガス量に占める割合は約1%と少量ですが、臭いが強いため注目されます。
その他のガス
窒素、酸素、アンモニア、水素、一酸化炭素などが少量含まれます。窒素は全体の2〜5%を占め、残りは1%未満です。また、非メタン有機化合物(トリクロロエチレン、ベンゼン、ビニルクロライドなど)も時折検出されます。
