淡水バイオームにおける代表的な自養生物とは
自養生物(オートトロフ)は、光や無機物からエネルギーや有機物を独自に合成する生物です。光合成を行う植物や藻類、あるいは化学合成を行うバクテリアが代表例で、これらが生態系のエネルギー基盤となります。
淡水バイオームの概要
淡水バイオームは地球表面の約5%を占め、塩分濃度が1%未満の川、湖、湿地、池などが含まれます。透過した日光により自養生物が光合成を行い、多様な水生生物を支えています。主な自養生物は水草、植物プランクトン、硝化バクテリアです。
水草(植物)
水草は淡水環境の基礎的な食料源であり、光合成により酸素を供給します。また、日陰を作って水温を調節し、魚卵や小型動物の隠れ場を提供します。
植物プランクトン(藻類)
植物プランクトンはプランクトンの中で唯一の自養生物です。光合成に必要なクロロフィルを持ち、陸上植物と同様に大気中の酸素の約半分を供給します。代表的な群は甲藻、珪藻、シアノバクテリアです。シアノバクテリアは光合成だけでなく、硝化作用を行う種もあります。
自養バクテリア
淡水中の自養バクテリアは光合成を行わず、窒素循環に関与します。アンモニアや亜硝酸を硝酸に酸化し、植物が利用できる形に変換します。最適なpHは約8.3、温度は25〜30℃(77〜86°F)です。
