電磁界(EMF)の特性
電磁界(EMF)は自然界でも人工的にも至る所に存在します。電場と磁場が組み合わさり、時に相殺し、時に合成されます。以下では、電磁界を構成する主な要素とその特徴を分かりやすく解説します。
電場(Electric Fields)
電場は電荷が存在する場所ならどこにでも発生します。自然界の電荷や人工的な電荷の両方が対象です。すべての物質は正電荷と負電荷を持ち、これらが相互に作用します。正電荷と負電荷の間の空間に電場が形成され、電場の強さは電圧に比例し、距離が離れるにつれて弱くなります。
磁場(Magnetic Fields)
電流が流れると磁場が発生します。これは電流源の周囲に存在する見えない力で、磁場の強さは電流の大きさ、すなわち電荷の流れる速度に比例します。電力線は電流が常に流れるため、最も身近な磁場の例です。
波長と周波数(Wavelength and Frequency)
電磁界は波として伝搬します。波の山と山の間の距離が波長で、1秒間に何回波が通過するかが周波数です。波長が長いほど周波数は低くなります。波長と周波数が電磁界のエネルギーを決定し、周波数は電力の消費量や速度に応じて変化し、波長は基本的に一定です。
イオン化と非イオン化(Ionizing and Non‑ionizing)
電磁波は量子(クォンタ)という粒子で運ばれます。高周波の量子は多くのエネルギーを持ち、分子の結合を切断できるほどのエネルギーを持つものがあります。ガンマ線、宇宙線、X線はイオン化放射と呼ばれる高エネルギーの電磁場です。一方、分子結合を壊すほどのエネルギーがない電磁場は非イオン化放射と呼ばれ、マイクロ波やラジオ波などの人工的なEMFが該当します。
