カリフォルニアの水はどこから供給されているのか?
カリフォルニア州では、水資源が多くのコミュニティにとって重要な課題であり、時に対立の原因ともなります。海岸部の豊富な降雨から極端に乾燥した砂漠まで、州内には5つの異なる気候帯が存在し、豊かな水供給と人口密集地が必ずしも一致しません。多くの市町村は地元の水源に依存していますが、遠く離れた場所から水を運ぶ大規模な導水システムに頼っているところもあります。
地域の水源
-
地下水は、雨や雪解け水が土壌の砂や砂利、シルトの細孔に浸透して蓄えられたものです。井戸を掘り、ポンプで汲み上げることで利用されます。降雨が通常の年ではカリフォルニア全体の水供給の約30%を占めますが、干ばつ時には最大で60%に達することもあります。各自治体での地下水比率は地域条件により異なります。
また、地方自治体や民間企業、郡・市の水道部門が管理する貯水池やダムも重要なローカル水源です。
州全体の水事業
-
1919年に地質学者ロバート・マーシャルが提案した全州規模の水計画は、1930年代に連邦政府が建設した「セントラルバレー・プロジェクト」へと結実しました。このシステムは約500マイル(約800km)の導水路と運河、そして総貯水容量1,100万エーカー・フィート(約1,425億立方メートル)の20の貯水池で構成されています。
さらに、カリフォルニア水資源局が運営する「州水プロジェクト」では、フェザー川のオロビルダムからリバーサイド近郊のパリス湖まで、全長444マイル(約715km)の導水路で水を供給しています。
その他の導水システム
-
北部カリフォルニアでは、トゥオロムネ川とモケルムネ川からサンフランシスコや東ベイ地域へ水を送る二つのシステムがあります。コロラド川は南部の都市や農業に年間約440万エーカー・フィートの水を供給しています。
最も議論を呼んでいるのは、シエラネバダ東斜面のモノ湖とオーウェンズ川からロサンゼルスへ水を引くプロジェクトです。20世紀初頭、ウィリアム・マルホランドが率いるロサンゼルス水道局は、223マイル(約359km)の導水路を建設するために必要な土地を取得し、オーウェンズ渓谷の水をほぼ全て奪いました。この結果、渓谷は乾燥し荒廃しました。水権問題や財務上の疑惑は現在も続いています。
将来の水供給
-
気候変動により、シエラネバダの雪解け水(州全体の水の約65%を供給)が2050年までに25%減少すると予測されています。雨は雪解け水ほど蓄えやすくないため、降雨量が増えても供給量は減少する可能性があります。また、天候の変動が大きくなることで、干ばつが頻発するリスクも高まります。
