自然にできる水のろ過方法
砂と土
砂、土、砂利は何百万年もの間、自然に水をろ過してきました。この原理を利用して、家庭でも簡易的なろ過装置を作ることができます。例えば、湧き水は地下の多孔質層をゆっくり通過することで、細菌や微生物が沈着し、ほぼ純粋な水となります。
自然ろ過を行う際の代表的な方法は次のとおりです。
- スロースンド法:1立方メートルの砂が1分間に約2リットルの水を通過させ、細菌除去に有効です。
- プレッシャーサンドフィルター:同条件で1分間に約150リットル(40ガロン)を処理できますが、日々の逆洗が必要です。
- 珪藻土(ダイアトマス)フィルター:微細な結晶粉末で、非常に高速な流量でも微粒子を除去します。
- 多孔質石やセラミックフィルター:飲料水の最終段階として利用されます。
活性炭
活性炭も自然に存在する優れた吸着材です。炭素原子の間に多数の微細孔が開かれており、水中の有機化合物や臭いを吸着します。
代表的な活性炭フィルターは次の3種類です。
- カーボンブロック(圧縮炭):鉛や化学物質の除去に優れ、一般的な家庭用浄水器に使用されます。半年ごとに交換が必要です。
- 顆粒活性炭:大容量の水に適していますが、流れが速いと一部が通過しやすくなります。
- 電動活性炭システム:大規模な水源やプールの処理に用いられます。
自然ろ過だけではすべての有害物質を除去できないことがあります。必ず沸騰と併用し、沸騰で微生物を死滅させた後にろ過することで、より安全な飲料水が得られます。
