土地開発と伐採がもたらす影響

開発計画がある地域や牧草・プランテーション用に指定された地域で、土地のクリアリング(伐採)が行われます。世界的に食料需要が増大していることが、森林伐採—すなわち森林破壊—の大きな要因です。世界自然保護基金(WWF)によると、かつて地球上に広がっていた森林の約半数が失われ、失われる速度は再生可能な速度の10倍にも達しています。毎年約3600万エーカー(約1.45億ヘクタール)の森林が消失しています。

生息地への影響

森林が伐採されると、そこに住んでいた動植物や昆虫の生息地が失われます。森林は世界の種の80%が生息する場所であり、伐採が進むほど生物多様性を支える環境が縮小します。国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで危惧種・絶滅危惧種とされている種の85%は、生息地喪失が主な脅威です。これらの種には、人間にとって経済的・医療的価値を持つものも含まれます。

土壌侵食

樹木の根は表土を固定し、雨や風による侵食を防ぎます。樹木がなくなると、特に降雨量が多い地域や風が強い地域で土壌が失われやすくなります。例として、アフリカ・コートジボワールの調査では、森林斜面は年間1エーカー当たり0.012トンの土壌損失に対し、耕作斜面は36トン、裸地は55トンという大きな差が確認されています。表土の喪失は農業生産力の低下につながります。

樹木と水資源

樹木は土壌から水を吸い上げ、蒸散により大気へ放出する「生きたポンプ」の役割を果たします。また、樹冠は日射を遮り、蒸発を抑制します。伐採が進むと、過剰な水分で土壌が水浸しになるケースや、逆に乾燥しすぎて利用できなくなるケースが増えます。地下水位の低下や塩分濃度上昇、pH変化も起こり、井戸や湧水の水量・水質が悪化します。

温室効果ガスの排出

樹木は二酸化炭素を吸収し酸素を放出することで、炭素を貯蔵しています。森林が伐採・焼却されると、蓄えた炭素が大気中に放出され、温室効果ガスの増加につながります。研究によれば、森林伐採は全世界の温室効果ガス排出量の15〜30%を占めるとされています。米国の森林は年間100万〜300万トンのCO₂を吸収していますが、伐採が進めばこの吸収源は失われます。

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