不凍液が環境にもたらす影響

水質汚染と水生生物への影響

不凍液が突然漏れ出す、または不適切に処分されると、地下水や河川の汚染につながります。エチレングリコールは分解されて水と二酸化炭素になるものの、実際の市販品には錆止め剤、銅・亜鉛・鉛、ベンゼンなどが含まれ、これらは分解しにくく、水中の酸素を大量に消費させます。その結果、酸素が不足し、水生生物の生存が脅かされます。

アンモニア

不凍液中のグリコールが分解される過程でアンモニアが放出されます。アンモニアは家庭用洗剤にも使われる刺激性のガスで、目・鼻・皮膚に強い刺激を与え、熱にさらされると腐食性が増し、場合によっては爆発の危険もあります。

人間と動物への影響

環境中の不凍液に接触したり、汚染された水を飲むことで、肝臓や腎臓に深刻な障害を引き起こすほか、皮膚や眼の刺激を招きます。鉛が混入した不凍液を摂取すれば鉛中毒、ベンゼンは白血病のリスクを高めます。エチレングリコールは甘い匂いと味がするため、動物が誤って大量に摂取しやすく、少量でも致命的になることがあります。

リサイクル

不凍液は必ず認定リサイクル業者へ持ち込んで処理してください。下水に流す、子どもやペットの近くに放置する、他の廃棄物と混合することは絶対に避けましょう。密閉できる容器に入れ、ラベルを付けて保管し、自治体が実施する有害ごみ回収日に出すのが安全です。詳細はお住まいの地域の環境・保健・廃棄物担当部署にお問い合わせください。

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