一酸化炭素 (CO)
不完全燃焼で発生する無色・無臭のガスで、酸素不足が原因です。高い毒性を持ち、急性・慢性のどちらでも致命的になることがあります。燃焼装置の換気を適切に行うことで、CO の生成を抑え、発生した場合でも速やかに拡散させることが可能です。
窒素酸化物・硫黄酸化物 (NOx, SOx)
燃料の種類により大量の窒素酸化物と硫黄酸化物が生成されます。代表的なものは二酸化窒素 (NO₂) と二酸化硫黄 (SO₂) で、目や呼吸器粘膜を刺激し、長期・高濃度の曝露は呼吸器障害や感染症を引き起こす恐れがあります。特に二酸化窒素は、二酸化炭素の約300倍もの温室効果を持つ強力な温室効果ガスです。
粒子状汚染物質 (PM)
燃焼過程で発生する微小な固体・液体粒子です。燃料が石炭や木材などの遅燃焼タイプの場合、粒子の量は増加します。密閉空間で粒子が蓄積すると、呼吸器感染や気道閉塞を引き起こし、低濃度でも目・鼻・喉の刺激をもたらします。
二酸化炭素 (CO₂)
太陽光を吸収して熱を保持する温室効果ガスです。大気中に広く存在しますが、燃焼によるCO₂ の増加は大気の熱収支を変化させ、地球規模の気候変動を促進します。多くの科学者は、気候変動の主因を燃焼排出の温室効果ガスと位置付けています。
