水質汚染の概要と影響
汚染源
工場排水や使用済みの水、化学廃棄物、燃料、肥料、農薬などが水域に流入します。これらは雨水や下水道を通じて河川・湖・海へ運ばれ、直接的または間接的に汚染を引き起こします。
汚染の種類
水質汚染は主に「点源」汚染と「非点源」汚染に分類されます。
点源汚染
工場の排水口や油漏れなど、特定の地点から直接水体に放出される汚染です。
非点源汚染
農地からの肥料や農薬、ペットの排泄物が雨水に流れ込み、広範囲に拡散する汚染です。
富栄養化
肥料などの栄養分が過剰に水中に入り、藻類が異常増殖(藻類ブルーム)します。これにより水中の酸素が減少し、光が遮られ、シアノバクテリアなど有害藻が毒素を放出します。人体に接触すると吐き気、嘔吐、腹痛、脱水症状を引き起こすことがあります。
その他の影響
藻類ブルームは海洋生物の大量死を招き、死んだ層(デッドゾーン)を形成します。世界で約400か所の死んだ層が確認されています。プランクトンが汚染物質を取り込み、魚がそれを食べ、食物連鎖を通じて高次捕食者まで影響が及びます。水質汚染は魚の繁殖障害や人間の下痢性疾患の原因にもなります。
