海の藻類

生活環

藻類は海面下約300フィート(約90メートル)の深さに生息し、温度、光、栄養分という成長に必要な条件を満たしています。光合成で光と酸素を取り込み、死後は海底に沈み分解されます。分解された有機物は海底に栄養分として蓄積し、上昇流が起こると底層の栄養が表層へ運ばれ、藻類の大量発生(藻場)を引き起こします。

光合成

陸上植物と同様に、海藻は光エネルギーを利用します。真核細胞内の葉緑体にあるクロロフィルやカロテノイドが光を捕捉し、チラコイドでエネルギーを蓄えます。光合成は光反応と暗反応の二段階に分かれ、光反応で水が分解され酸素と電子が放出され、暗反応で二酸化炭素が糖に変換されます。つまり、海藻は二酸化炭素を酸素へと変換する能力を持ち、人類にとって重要な酸素供給源となっています。

種類

海藻は大きく「緑藻」「紅藻」「褐藻」の三類に分かれます。褐藻は5,000種以上と最も多く、紅藻は2,000種、緑藻は約800種が知られています。種によって形態や生活環、機能が異なります。例えば、ジアノフラジェレートは長さの異なる2本の鞭毛で泳ぎ、ココリトフェアはジメチル硫化物を放出し、大気や降水に影響を与えます。

利点

海藻は一次生産者として、他の多くの海洋生物の栄養源です。海藻が多いほど二酸化炭素が酸素に変換され、呼吸可能な酸素が増えます。魚類、オキアミ、ペンギン、アザラシ、クジラなどは海藻が減少すれば影響を受けます。藻類は生きた状態でも死んだ状態でも有機エネルギーを供給し、海洋生態系のバランスを支えています。

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