EPAが定める環境サンプリングプロトコルの手順

土壌サンプリング

EPAでは、土壌サンプルはT字型オーガーで採取することが義務付けられています。オーガーはねじ状の軸を持つ掘削工具で、サンプルチューブが取り付けられ、土壌が空気に触れる時間を最小限に抑えます。表層土は約2インチ(5cm)までの深さで採取し、チューブはテフロン等の非反応性素材を使用します。

  • 作業前にプラスチック手袋を着用し、地点ごとに必ず交換する。
  • 採取場所は事前に記録し、GPS座標とともに管理する。
  • オーガーはねじらずにまっすぐに押し込み、2インチに達したらゆっくり引き抜く。
  • サンプル長を測定し、土壌をチューブへ慎重に移す。

水サンプリング

水サンプルの最大の課題は採取前の機器汚染です。すべての機器は使用前に徹底的に洗浄・消毒し、EPAの現場調査でGPS座標を取得して位置を記録します。池や湖の水深分布を把握するため、表面から1メートル間隔でサンプルを採取し、深度ごとにHydrolab等の専用装置を用います。

  • 採取前に容器・チューブを洗浄・アルコール消毒し、乾燥させる。
  • サンプルは採取時刻と深度をラベルに明記し、冷暗所で保管する。

魚サンプリング

魚の組織サンプルは生体を殺さずに取得できる組織プラグ法を使用します。生肉部位にバイオプシー用パンチを挿入し、抜いた組織はガラス瓶またはアルミホイルに入れ二重バッグで密封します。重金属分析用サンプルは凍結保存し、できるだけ早く分析室へ送ります。サンプルには名前、採取日、パッケージ数、分析項目を記載した用紙を添付し、クーラーボックスと共に提出します。

  • 採取後、傷口は抗生物質軟膏で処置し、魚は速やかに放流する。
  • 組織は凍結保存し、解凍による汚染を防ぐ。

植物サンプリング

植物サンプル採取時は常に手袋を着用し、サンプルごとに交換します。現場図に採取位置を全て記録し、葉状植物は200g以上の葉を集めて分析可能にします。根は脱イオン水で何度も洗浄し、必要に応じてブラシで軽くこすります。食用部位のみを採取し、例としてトウモロコシは穂だけを収集し、脱イオン水で洗浄後に容器に入れます。

  • 採取した植物は脱イオン水で洗浄し、清潔な容器に入れて冷蔵保存する。
  • サンプルラベルには採取日時、地点、試料種別を明記する。

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