浄化槽システムと土壌タイプの選び方

下水道が利用できない住宅や建物では、浄化槽が使用されます。浄化槽システムはタンク、ドレインフィールド(浸透槽)、そしてその下の土壌から構成されます。土壌の種類、地下水位の高さ、排水性に応じて最適なシステムが選ばれます。

粗い砂・礫石(Coarse Sand and Gravel)

粗い砂や礫石のように排水性が高い土壌では、圧力分配型浄化システムが適しています。このシステムはタンクとドレインフィールドの間にポンプチャンバーを設置し、汚水が一定量たまるとポンプが作動して高圧で地下のパイプへ送り出します。まるで地下のスプリンクラーのように、土壌を素早く飽和させて処理します。

細かい砂・ローム(Fine Sand and Loam)

砂やローム土のように適度な排水性を持つ土壌では、従来型のコンクリートタンクと一般的なドレインフィールドが用いられます。タンクから配管箱へ液体が流れ、そこから複数の穿孔パイプに分配され、土壌中へ浸透します。

不透水性土壌(Impermeable Soils)

岩盤や地下水位が高い、粘土のように排水性の低い土壌の場合は、サンドマウンド型浄化システムが選択されます。タンクから貯蔵タンクへ汚水を移し、貯蔵タンクの近くに埋設した穿孔PVCパイプが砂のマウンド上に設置されます。マウンドはジオテキスタイルで覆われ、上部は表土と植栽で保護されます。汚水はパイプから砂へ放出され、微生物が分解し、ゆっくりと土壌に浸透・蒸発または植物に吸収されます。

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