農村部の安全な飲料水支援助成金
安全な飲料水法(SDWA)は、全米の人々が安全な飲料水を利用できるように制定された連邦法です。この法律が制定されて以来、農村部の住民が清潔な水と下水道を確保・維持できるよう、連邦助成金プログラムが展開されています。農村部は低所得で、必要なインフラ整備に資金が不足しがちです。米国農務省(USDA)の農村開発局は、こうした課題に対応すべく、農村地域の安全な飲料水を支援する各種助成金を提供しています。
技術支援・研修助成金
農村開発局は農村部の水・環境保護に関する技術支援・研修助成金を授与しています。この助成金は、貯水、処理、配水、廃水の収集・処理・処分といった課題に対する解決策を検討・評価することを目的としています。対象は科学・教育・慈善目的で活動する非営利団体で、同様のプロジェクト実績があることが求められます。助成額は応募者の適格性に応じて変動し、詳細な提案書を grants.gov から電子提出します。
緊急コミュニティ水支援助成金
緊急事態(干ばつ、地震、洪水、竜巻、ハリケーン、疾病発生、化学漏出、漏水など)により飲料水の供給量・品質が著しく低下した農村コミュニティを対象とした助成金です。助成金は水道管の延長、新規水路の建設、既存システムの修理、機器の交換、プログラム費用などに活用できます。助成額は150,000〜500,000米ドルで、対象は郡、タウンシップ、村、自治体、非営利組織などの公共団体です。申請は最寄りの USDA 農村開発オフィスを通じて行います。
個人向け水・廃水助成金
テキサス州、ニューメキシコ州、アリゾナ州、カリフォルニア州にある「コロニア」地域の住宅所有者を対象とした助成金です。コロニアは洪水原や農業に不適切な土地で、住民は水道・下水道へのアクセスが制限されています。助成金は水道接続ラインの敷設、ユーティリティ接続費用、配管・関連設備の設置に使用されます。対象者はコロニア地域の住宅所有者で、所得税を納付し、連邦債務の延滞がないことが条件です。助成額は3,500〜5,000米ドルで、申請は地元の USDA 農村開発事務所へ提出します。
