紙とプラスチックのリサイクルが必要な理由とは?

紙のリサイクルの理由

  • 紙業界では、紙繊維の3分の1以上を再生紙で賄っています。米国環境保護庁(EPA)の報告によれば、米国の紙工場の4分の3以上が紙需要を満たすために再生紙繊維に依存しています。再生紙がなければ、紙生産のためにさらに多くの森林が伐採・製材され、排出ガスが増加し、森林伐採が進むことになります。

紙のリサイクルのメリット

  • 紙のリサイクルはリサイクル産業に雇用を生み出し、新しい紙の製造に必要な紙繊維を供給します。また、温室効果ガスの排出削減にも寄与します。さらに、埋立地の使用量を大幅に減らし、エネルギーと水の消費を抑制します。焼却処分の削減によりCO₂排出も減少し、炭素の吸収・放出バランスの改善に貢献します(EPA)。

プラスチックのリサイクルの理由

  • 米国環境保護庁(EPA)によると、2008年に米国で約3000万トンのプラスチック廃棄物が埋立地に送られ、そのうち1300万トンが容器や包装材でした。プラスチックの埋立比率は急速に増加しています。1960年には埋立廃棄物中のプラスチックは約1%でしたが、2008年には12%に達しました。プラスチックのリサイクルが行われなければ、この割合はさらに急激に拡大したでしょう。

プラスチックのリサイクルのメリット

  • EPAのデータによれば、米国では1,800社以上の企業が使用後のプラスチックを回収・再利用しており、多くの雇用を創出しています。プラスチックのリサイクルにより、毎年約200万トンのプラスチックが埋立地に送られるのを防いでいます。再生プラスチックは新しい容器からフリース繊維、さらにはプラスチック製木材まで、さまざまな製品に利用されています。プラスチック木材産業も再生プラスチックの活用で成長しています。

改善が必要な点

  • 紙とプラスチックのリサイクルはさらなる改善の余地があります。紙は50%以上がリサイクルされていますが、まだ伸びしろがあります。一方、プラスチックは年間回収率が約7%にとどまっています(EPA)。リサイクルコストが高いため、再生プラスチックの普及は伸び悩んでいますが、近年は改善の兆しも見られます。例えば、2008年にはPET製ソフトドリンク瓶のリサイクル率が37%、HDPE製の牛乳・水容器は28%に達しています。

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