家庭用EPA基準の水ろ過おすすめガイド
水処理の目的
家庭に最適な水処理システムを選ぶには、まず目的をはっきりさせましょう。味の向上が欲しいか、免疫力が低下している家族のために極めて清浄な水が必要か、鉛など特定の汚染物質の除去が必要か、などです。目的が決まれば、それに合ったシステムを選定できます。
水処理の設置場所
水処理は住宅内のさまざまな箇所で行えます。ピッチャー型のスタンドアロンフィルターは少量の水を浄化し、個別の蛇口に取り付けるフィルターは使用時に直接処理します。冷蔵庫の給水・製氷口に取り付けるタイプや、1つの蛇口だけに供給する「ポイント・オブ・ユース」装置、住宅全体に供給する「ポイント・オブ・エントリー」装置などがあります。
ろ過システムの種類
主なシステムは以下の通りです。
- 活性炭・樹脂フィルター:微細な孔径で汚染物質を捕捉しますが、全ての汚染物質を除去できるわけではありません。
- 蒸留器:沸騰させた水の蒸気を凝縮し、微生物や一部の汚染物質を除去しますが、ミネラルや溶存酸素も失われます。
- 逆浸透(RO)装置:半透膜で高圧を利用し、病原体や多くの化学汚染物質を除去します。生成される清水の3倍の水が廃水となります。
- エアレーター:水を空気と接触させ、ガス状になる汚染物質(例:ガソリン、ラドン)を除去します。
- 軟水装置:カチオン交換によりカルシウム・マグネシウムをナトリウムやカリウムに置換し、硬度を低減します。同時にラジウムやバリウムも除去できます。
クリプトスポリジウム対策
免疫力が低下している人は、動物や人の消化管に由来し、糞便から表流水へ流入する寄生虫「クリプトスポリジウム」に特に注意が必要です。塩素では不十分なため、孔径1ミクロン以下のフィルターを備えた逆浸透装置が最も有効です。
EPA 登録について
EPAは殺菌剤や細菌増殖抑制剤を含むフィルターを「登録」しますが、製品の品質保証や効果を保証するものではありません。登録番号はそのような剤が含まれていることを示すだけです。フィルターは定期的な交換が必須で、スタンドアロンピッチャーでも蛇口直結型でもメンテナンスコストを考慮すべきです。
水の安全性
通常の水道水は飲用に適していますが、洪水や激しい天候で一時的に供給が汚染されることがあります。その際は1分間沸騰させれば多くの微生物が死滅し、蒸気で一部汚染物質も除去できます。免疫力が低下している方はフィルター使用を推奨します。ボトル入り水でも微生物リスクは残りますが、井戸水や湧き水は比較的安全です。
