さまざまな種類の黒カビとその健康リスク
有毒な黒カビは、他のカビに比べて緑がかった黒色を呈し、健康に深刻な影響を与える最も危険で稀なカビです。毒素を産生し、呼吸や皮膚から体内に取り込まれると、重篤な健康被害や最悪の場合は死に至ることもあります。以下では、代表的な黒カビの種類とその特徴を紹介します。
マイコトキシン
マイコトキシンは有毒な黒カビが放出する有害な胞子です。呼吸器から体内に侵入し、極めて高い毒性で健康を損ない、感染症への感受性を高めます。
スタチボトリス (Stachybotrys)
環境法専門家によると、スタチボトリスは湿ったセルロース系素材に繁殖し、人や動物の健康に有害な影響を与える黒カビです。株によっては動物に致死性があり、別の株は乳幼児の肺出血や死亡を引き起こすことがあります。壁の裏側や天井裏など、見つけにくい場所にも生育します。
メムノニエラ (Memnoniella)
メムノニエラはスタチボトリスと共に見られることが多い黒カビで、同様に強力な毒素を産生し、人間や動物に深刻な健康被害を与えます。
アスペルギルス (Aspergillus)
アスペルギルス属は160種以上あり、腐敗した有機物上で繁殖します。感染すると重篤な健康問題を引き起こし、長期的な医療が必要になることがあります。
クロドスポリウム (Cladosporium)
クロドスポリウムは食物、植物、土壌など自然界のさまざまな表面に生息します。長期間にわたって吸入すると、爪や皮膚の感染、肺疾患を引き起こす恐れがあります。
フサリウム (Fusarium)
フサリウムは特に目に有害で、眼・皮膚・爪の感染だけでなく、下痢、嘔吐、内出血を引き起こすことがあります。また、エストロゲン様作用で生殖器官に影響を及ぼすとされています。
黒カビは見つけにくい場所に潜んでいることが多く、定期的な点検と適切な除去が健康被害の予防につながります。
