土地汚染が環境に及ぼす影響

環境とその生態系は繊細なバランスの上に成り立っています。このバランスが崩れると、回復には何年、時には何世紀もかかります。そのため、土地汚染は重大な問題であり、できる限り防止し、既に汚染が起きた場合は速やかに除去し、元の生息環境を取り戻す必要があります。

鉱業による汚染

  • 大規模な鉱山、特に表層採掘(ストリップマイン)は、土地全体を除去するため広範囲に影響を及ぼします。石炭鉱山などで土壌が剥がれ、残された土砂は再利用されず、植生や動物の生息地が失われます。雨が降ると土砂が泥流となり、酸を用いた採掘工程で使用された酸が土壌に浸出したり、大型の貯水池に残留して周辺環境を汚染します。復元作業が行われない限り、影響は長期にわたります。

化学物質による汚染

  • 農業で過剰に使用された農薬が隣接する農地に流れ込み、有益な昆虫や無脊椎動物、小型哺乳類を死滅させます。また、石油、塗料、ガソリンなども土地汚染の原因です。地下貯蔵タンクからのガソリン漏れは土壌全体を汚染し、全土を掘り起こす高額な浄化作業が必要になります。道路脇や野外に捨てられた塗料や油は植物や動物を死滅させ、生態系のバランスを崩します。

ごみ・廃棄物による汚染

  • 家庭ごみや家具、車両などの廃棄物は雨に流され河川を詰まらせます。木材防腐剤やエンジンオイル・グリースは環境中に浸出し、土壌や水質を汚染します。さらに、生体や家畜の未処理の汚水が流出すると、土壌と水源が汚染され、植物や昆虫、動物が生息できなくなります。

環境衛生 - 関連記事