ラドンガスの危険性とは?

特性

ラドンは希ガスで、無色・無臭です。元素記号は「Rn」、原子番号は86です。融点は-96°F、沸点は-79°Fで、ほとんどの環境では気体のままです。鉄より重いものの、地球上で液体や固体になるほど冷えることはほとんどありません。

放射能

不安定なため放射性崩壊を起こし、放射性粒子とエネルギーを放出します。ラドンはラジウムの崩壊産物で、崩壊後にできる「娘」核種はポロニウムです。

分布

ラジウムは地殻全体に微量に存在し、崩壊してできたラドンは大気や地下水に拡散します。そのため、自然の湧水などでも高濃度になることがあります。米国環境保護庁(EPA)は各郡のラドン濃度予測マップを作成しており、例としてメイン州はルイジアナ州の2倍以上のリスクがあると評価されています。

危険性

ラドンは重いガスで、換気が不十分な低い場所にたまりやすいです。特に床や壁にひび割れがある地下室は、ラドンとその放射性崩壊産物が濃縮される危険な場所となります。

統計

EPAによると、ラドンは米国における非喫煙者の肺がんの最大原因で、全体の肺がん原因の第2位です。年間約2万人がラドンによる肺がんで死亡すると推定されています。

対策

ラドンは感覚では検知できないため、専門機関による測定が推奨されています。多くの自治体や住宅関連機関は、一定濃度以上のラドンが検出された場合の換気や除去システムの設置を推奨または義務付けています。

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