ペットボトルの種類とリサイクル・健康への影響

樹脂識別コード(RIN)とは

すべてのプラスチック製品には、リサイクル三角マークの中に1〜7の数字が印刷されています。これは1988年に米国プラスチック協会が導入した「樹脂識別コード(Resin Identification Code, RIN)」で、消費者がリサイクルの可否や分別方法を判断できるようにするためのものです。

プラスチックの種類

番号は以下のプラスチックを示します。

  • 1:ポリエチレンテレフタレート(PET、PETE)
  • 2:高密度ポリエチレン(HDPE)
  • 3:ポリ塩化ビニル(PVC)
  • 4:低密度ポリエチレン(LDPE)
  • 5:ポリプロピレン(PP)
  • 6:ポリスチレン(PS)
  • 7:その他(複合プラスチックや上記に含まれないもの)

一般的な清涼飲料水やミネラルウォーターのペットボトルは1番(PET)で作られ、サラダドレッシングやピーナッツバターの容器も同様です。5番(PP)や7番(PCなど)で作られたボトルもありますが、用途や製造方法が異なります。

健康リスク

1、2、4、5番のプラスチックは比較的安全とされていますが、1番(PET)は多孔質で細菌が繁殖しやすく、再利用は避けるべきです。3番(PVC)にはフタル酸エステルが含まれ、ホルモンや生殖機能に影響を与える恐れがあります。6番(PS)は加熱時にスチレンを溶出し、発がん性が疑われています。

7番は種類が多岐にわたるため、製造元に素材を確認する必要があります。特にPC(ポリカーボネート)はビスフェノールA(BPA)を含み、心疾患や肥満などのリスクが指摘されています。

ビスフェノールA(BPA)について

BPAは過去50年にわたり工業用化学物質として使用され、特にベビーボトルや食品容器に使われてきました。メディアでの注目が高まる中、傷や劣化、再利用によって食品に溶出する可能性が指摘されています。現在、日本国内でBPAに関する明確な規制はなく、消費者自身が情報を調べて選択する必要があります。

リサイクルのポイント

2番(HDPE)は多くの自治体で回収・再利用が可能です。その他の番号は地域によって回収可否や分別方法が異なるため、自治体のリサイクルガイドラインを確認してください。

プラスチックごみを減らすためには、保存容器はガラスや陶器、飲料はステンレス製のリユーザブルボトルを選ぶと効果的です。

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