水のアルカリ度の原因とは?
アルカリ度とpHバランス
pHは水中の水素イオン濃度を示す指標で、数値が低いほど酸性、高いほどアルカリ性です。スケールは0から14まであり、7が中性です。多くの生物はpH6〜9の範囲で生存します。
アルカリ度の原因
水がアルカリ性を示すのは、炭酸カルシウムや炭酸マグネシウムなどの炭酸塩ミネラルが多く含まれるためです。これらは石灰岩、ドロマイト、方解石などの岩石から溶出したり、土壌から浸出したりします。アルカリ度が高い水は「硬水」と呼ばれ、上部処理施設で意図的にアルカリ度を上げることもあります。
酸性雨
酸性雨は硝酸や硫酸などの酸性物質を含む降水で、主に化石燃料の燃焼による大気汚染が原因です。自然的に火山噴火や腐植物からも発生します。酸性雨が水に降り注ぐとpHが低下し、生態系の生存限界を下回ることがあります。アルカリ度が高い水は緩衝作用でpHを7付近に保ち、酸性雨の影響を緩和します。
アルカリ度の検査方法
上水道から供給される水は処理が行われているため特に検査は不要ですが、井戸水や地下水を使用している場合はアルカリ度を確認した方が安全です。地方自治体の保健所で飲料水の検査を依頼でき、目安は1リットルあたり20〜200mgの炭酸カルシウム相当です。
過剰なアルカリ度がもたらす影響
アルカリ度が過剰になると、ミネラルが懸濁して濁りが生じます。硬水は配管内の鉛溶出を促進し、皮膚は乾燥やかゆみを感じやすくなります。また、生態系全体の炭酸塩バランスが崩れ、生物の生存力が低下する恐れがあります。
