ベッドにいる人へのハイムリック法の実施方法
ハイムリック法は、窒息した人を救うための手技です。正しく行えば、喉に詰まった異物を排除し、口から取り除くことができます。立っている状態では背後から行いますが、ベッドに横たわっている人に対しては別の手順が必要です。ハイムリック法を正しく実施できるかどうかが生死を分けることもあり、重要な救急技術です。
手順
被害者を仰向けに寝かせます。可能であれば、上部大腿部(太ももの上部)を跨がります。体格が大きい、または柔軟性が足りない場合は、両脚の間に膝を立てて構えます。
手のひらのかかと部分を、被害者のへそより上、胸骨の下に当てます。もう一方の手はその上に重ねます。
腕をまっすぐ伸ばし、腹部を上方・内側に向けて押し込みます。最初は4回、素早く押し込みます。迅速な突きが異物を気道から排出させるポイントです。
腹部圧迫のたびに、口の中に異物が上がってきていないか確認します。見えた異物はすぐに取り除きます。まだ窒息している様子が続く場合は、圧迫を続けます。
一人で対応している場合は、4回の圧迫を3セット行い、異物が取れなければすぐに119(または最寄りの緊急電話)へ連絡します。電話中は指示に従い、救急隊が到着するまでハイムリック法を続けます。周囲に他の人がいる場合は、すぐに誰かに救急電話をかけてもらいましょう。
