CMSのEMTALA規制とは
1986年に制定された緊急医療治療と分娩法(EMTALA)は、米国において収入や支払い能力に関係なく、すべての人が緊急医療を受けられるよう保証する法律です。社会保障法第1867条に基づき、EMTALAはメディケア支払対象の病院や診療所にのみ適用され、遵守が義務付けられています。
検査(Examination)
- メディケア参加病院に緊急治療が必要な患者が来院した場合、まず医療スクリーニング検査を実施し、緊急度を評価しなければなりません。病気・外傷・分娩中のいずれの状態でも対象です。
- 患者が検査を希望した場合、症状の有無にかかわらず検査を行う義務があります。
治療(Care)
- スクリーニング検査の結果、患者が安定化を要する場合は、適切な治療を提供しなければなりません。治療は医療チームと施設の能力に合わせて行われ、人種・性別・国籍・支払能力による差別は禁じられています。
- 必要な治療には外科手術、外傷処置、集中治療、産科、精神科など、患者の状態を安定させるためのあらゆる医療が含まれます。
転院・退院(Transfer or Discharge)
- 患者が安定化されていない状態で転院を希望した場合、患者の同意があれば転院が可能です。ただし、患者が治療を拒否した場合に限ります。
- 患者が安定化した後は、病院はEMTALA上の義務を終了します。つまり、患者は入院、退院、あるいは他院への転院を自由に選択でき、以後の規制は適用されません。
