心理的ファーストエイド トレーニング
心理的ファーストエイド(PFA)は、自然災害やテロなどの重大な出来事の後に、子どもから大人までの心のケアを支援します。苦痛を軽減し、短期・長期の対処法を学ぶことで、心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの精神疾患の予防につながります。
影響要因
- 本モデルは、全米小児外傷ストレスネットワーク(National Child Traumatic Stress Network)や全米PTSDセンター(National Center for PTSD)の技術・プログラムを基盤としています。心理的ファーストエイドプログラムは、米国薬物乱用・精神保健サービス局(SAMHSA)から資金提供を受けています。
対象者
- 災害対応に従事する医療従事者、警察・消防などの一次救助者、行動保健専門家などが本講座から実務的な知識を得られます。また、企業・地域リーダーや一般市民も受講可能で、誰でもトレーニングに参加できます。
主要な行動
- PFAの基本は以下の8つの要素で構成されます。
1. 接触と関与
2. 安全確保と快適さの提供
3. 安定化
4. 情報収集
5. 現在のニーズと懸念の把握
6. 実務的支援
7. 社会的支援ネットワークとのつながり
8. 対処法の情報提供と協働サービスへの連携
実施場所
- PFAは災害後の一次対応者が現場で実施します。病院、学校、住宅、コミュニティセンター、臨時避難所、さらには大量破壊兵器が使用された際の大量負傷者収容地点など、さまざまな環境で活用できます。
被災者へのメリット
- 発達段階や文化的背景の多様性を考慮し、個々に適した介入を行います。身体的・情緒的な即時対処法の指導、人間的なつながりの確立、長期的な支援ネットワークへのつなぎなどを通じて、被災者の回復を支援します。
