はじめに
デジタル体温計が主流ですが、家庭に残っているガラス製口腔体温計が割れることがあります。ガラス体温計は水銀を使用しているため、直接触れると健康に危険です。以下の手順で安全に回収・処分しましょう。
水銀除去の安全対策
子ども・ペットを遠ざける
割れた場所に子どもやペットが入らないようにし、部屋を閉めて立ち入り禁止にします。必要な清掃用品が揃わない場合は、一時的に外出して安全を確保してください。友人や家族に必要な道具を買いに行ってもらうのも有効です。
ガラスの回収
手袋を着用する
ラテックスまたはゴム手袋を必ず着用し、手でガラスや水銀に直接触れないようにします。大きなガラス片は紙タオルに乗せ、密閉できるプラスチック製のサンドイッチバッグに入れます。袋には「水銀含有」などと永久マーカーで明確に記載し、消防や警察に処分を依頼できるようにします。
水銀の回収
硬い床の場合
ビニール、コンクリート、タイルなどの硬い表面なら、自分で清掃可能です。スキージーや薄い段ボールで見える水銀の球を慎重に集め、懐中電灯で隅々を確認します。スポイトで水銀を吸い取り、先ほどのガラス袋に入れます。
カーペットや多孔質の床の場合
カーペットや布製の床に水銀が落ちた場合は、汚染された部分全体を切り取って専門業者に処分を依頼してください。
微小な水銀粒子の除去
見えない微細な水銀粒子は、粉末状の硫黄を床に撒くと水銀と結合し、揮発を防止します。硫黄は地域の保健所で入手できます。硫黄と水銀を一緒に掃除し、別の密閉プラスチック袋に入れます。すべての袋と清掃用具はまとめてごみ袋に入れ、消防署または警察に回収を依頼してください。
処分の依頼
袋に記載した情報を持って、最寄りの消防署または警察署に連絡し、適切な廃棄方法を確認します。指示に従って回収してもらいましょう。
以上の手順を守れば、割れたガラス体温計による水銀汚染のリスクを最小限に抑えることができます。
