頭部への強い衝撃や軽い衝撃でも、脳が揺れ動き、脳挫傷や血管損傷、神経障害を引き起こすことがあります。これが一時的に脳機能が低下する「脳震盪」です。脳震盪は重大な状態なので、早期に見分けて適切な治療を受けることが重要です。以下に、脳震盪の可能性を判断するためのチェック項目を示します。

  1. 疲労感や眠気:衝撃後数時間は異常な眠気が現れることがあります。眠りたがっても、無理に起こして様子を観察しましょう。
  2. 頭痛や星が見える感覚:頭痛や光が点滅して見える(星が見える)感覚は脳震盪の典型的な症状です。
  3. 視覚のぼやけ:指を数本見せて「何本見える?」と尋ね、視界がぼやけていないか確認します。
  4. 記憶障害や言語障害:衝撃直前の出来事を詳細に語らせ、記憶が抜けていないか、言葉がもつれるか、意味不明なことを言っていないかチェックします。
  5. めまい・バランスの異常:部屋の中を歩かせ、めまいや歩行・体のバランスが不安定になっていないか観察します。
  6. 光に対する過敏性:明るい光に当てて、光が眩しくて耐えられない様子がないか確認します。
  7. 嘔吐:衝撃後すぐでなくても、遅れて嘔吐が起こることがあります。
  8. 情緒不安定や感情の鈍化:イライラや不安、感情が乏しくなることも兆候です。
  9. 症状が持続する場合は医療機関へ:上記のいずれかの症状が見られ、時間が経過しても改善しない場合は速やかに医師の診察を受けてください。