救急時のチェック・呼び出し・ケア手順

事故や災害の現場に遭遇したとき、訓練の有無にかかわらず、迅速に対応し被害者の救命につながる基本的な手順があります。

現場の確認

  1. 視覚的に確認:倒れた電線や不安定な構造物、落下しそうな上部物など、あなたや被害者が怪我をする恐れのある危険がないか確認します。
  2. 音で危険を察知:乾いた河床でハイカーを救助する場合は上流からの急流音、交通事故現場では接近車両の音に注意します。
  3. 有害物質の有無を確認:液体やガス状の爆発性・有毒物質がないか匂いを嗅ぎ、漏洩や汚染がないか視覚的にチェックします。

救助要請(ヘルプコール)

  1. 現場の住所、事故の種類、負傷者数、残っている危険要素などをメモします。
  2. 緊急電話番号(日本なら119)へ電話し、上記情報をオペレーターに伝えます。
  3. 落ち着いて通話を続け、オペレーターから指示があるまで電話を切らない。必要に応じて一次的な応急処置の手順を教えてもらえます。

被害者への応急処置

  1. まずは使い捨てのラテックス手袋などで手を保護し、体液との直接接触を避けます。
  2. 意識がある場合は同意を得て処置を開始します。意識がない、または同意を拒否した後に意識が失われた場合は暗黙の同意が成立し、救助行為が認められます。
  3. 頭部・頸部・背部の外傷が疑われる場合は動かさず、他の場合は必要な処置を行った後、回復体位にして安定させます。回復体位の詳細は別記事をご参照ください。
  4. 救急隊が到着するまで被害者の様子を観察し、ショックの兆候がないか確認し続けます。

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