応急処置時に注意すべき感染症は?

応急処置時に注意すべき感染症

応急処置を行う際、適切な予防策を取らないと血液や体液を介してさまざまな感染症に曝露される危険があります。以下に主な感染症と予防ポイントをまとめました。

1. B型肝炎(HBV)

感染者の血液や体液に触れることで感染します。止血や創傷処置時に血液が飛散した場合は、手袋や防護具を必ず使用しましょう。

2. C型肝炎(HCV)

HBVと同様に血液を介して感染します。血液が付着した器具やガーゼの取り扱いに注意し、使い捨ての手袋を着用してください。

3. ヒト免疫不全ウイルス(HIV)

血液や体液、粘膜接触で感染します。感染リスクは低いものの、手袋やフェイスシールドで皮膚や粘膜への直接接触を防止することが重要です。

4. 細菌感染症

黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)や肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)などは、創傷や唾液、飛沫を通じて感染します。創傷の直接接触を避け、手指をしっかり洗浄しましょう。

5. 真菌感染症

カンジダなどは皮膚や粘膜に感染します。清潔な手袋と適切な消毒で拡散を防ぎます。

6. その他のウイルス感染症

インフルエンザ、麻疹(水痘)などは飛沫や直接接触で感染します。マスク着用と換気が有効です。

予防の基本

応急処置者は必ず以下の「ユニバーサルプリコーション(普遍的予防策)」を守りましょう。

  • 使い捨て手袋を着用し、必要に応じて防護眼鏡やフェイスシールドを使用する。
  • 作業後は石鹸またはアルコール消毒液で手指を徹底的に洗浄する。
  • 汚染された材料は適切に廃棄し、使用した機器はすぐに清掃・消毒する。
  • 創傷や血液が付着した部位はすぐに洗い流し、皮膚が破れている場合は医療機関での診察を受ける。

これらの対策を実施すれば、感染リスクを大幅に低減できます。

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