腕用スリングの作り方と安全な使用法
家族や友人が腕を骨折や捻挫した場合、すぐに身近にある布やベルトなどでスリングを作り、サポートします。スリングは痛みを和らげ、血行を促進し、二次的な怪我を防ぎます。特別な道具は不要です。
スリングを装着する前に
切り傷や擦り傷、出血がある場合はまず止血処置を行います。骨折が疑われる場合は、硬い棒や巻いた新聞紙で簡易添え木を作り、ガーゼで軽く固定します。皮下に骨が露出している複合骨折の場合は、すぐに医療機関へ搬送し、腕を慎重に挙げてさらに損傷しないようにします。
三角形スリングの作り方
丈夫な布(約40インチ四方、約100cm)を用意し、半分に折って三角形にします。三角形の一端を患者の肩に当て、残りを胸に沿わせます。左腕の場合は三角形の頂点を左側に、右腕の場合は右側に向けます。肘を曲げて腕を胸に乗せ、手は肘より上にします。三角形の下部を腕の外側から反対側の肩へ持ち上げ、首の後ろで結び、快適になるよう調整します。
代替スリングの作り方
ベルト、ストッキング、ネクタイなど長さのある柔軟なものを使って代替スリングを作ります。片方を負傷側と反対の肩に掛け、もう片方を胸下に向けます。腕を胸に横たえ、素材を手首の外側から反対側の肩へ巻き、首の後ろで固定します。必要に応じて、同様の素材で肘を支える二重スリングにします。
その他の安全対策
定期的に指先の色や感触を確認し、青紫色や冷たさがないかチェックします。血行不良が疑われたらスリングや包帯を緩めます。ショック症状(皮膚が冷たく湿っている、脈が弱い、顔色が蒼白、呼吸が浅い、意識が混濁するなど)が見られたら、患者を安静に保ち、毛布やジャケット、新聞紙などで保温します。
