複合光顕微鏡の概要と特徴
複合光顕微鏡(Compound Light Microscope、CLM)は、光を利用して試料を拡大し、画像化機構に投影する高度な実験装置です。「複合」という名称は、複数のレンズを組み合わせて倍率を実現する構造に由来します。CLMは数千ドルという高価な機器であり、精度を保つためには丁寧な取り扱いが必要です。
部品
- 対物レンズ、コンデンサレンズ、接眼レンズ(アイピース)
- 光源コレクタとソケット、ステージ、偏光子、レターダー、フィルター、コンデンサとフィールドストップの絞り、フォーカスノブ
レンズ構造
CLMのレンズは、複数のレンズ層を接着した複合レンズで構成されています。対物レンズで試料の像を形成し、続いて接眼レンズでその像を拡大します。二つのレンズが組み合わさることで、最終的に実像または仮想像が得られます。
接眼レンズ(アイピース)
CLMは1〜3個の接眼レンズを備え、単眼、双眼、三眼顕微鏡として使用できます。三眼目は主に撮影用に利用されます。一般的な接眼レンズの倍率は10倍で、細菌やヒト・動物細胞、藻類などを観察できます。
暗視野顕微鏡
暗視野顕微鏡は、特殊なコンデンサを用いて光路に黒い円盤を配置し、側面からの照明で試料を暗い背景に浮かび上がらせます。生きた未染色の試料(培養細胞など)を観察するのに適しています。
偏光顕微鏡
偏光顕微鏡は、CLMに偏光子、アナライザー、コンペンセータを取り付け、偏光光を試料に通すことで構造解析を行います。地質学者が岩石、宝石、鉱物の研究に広く利用しています。
