動物が狂犬病に感染している可能性を伝える方法
狂犬病とは
狂犬病はほとんどの温血動物に感染するウイルス性疾患で、感染した動物の噛みつきにより人や他の動物へ広がります。ウイルスは中枢神経系を侵し、唾液腺へと移行します。症状が出るまでは30〜50日かかり、症状が現れた後は数日で死亡することが多いです。症状は「潜伏期」「激昂期」「麻痺期」の3段階に分かれます。
対処手順
-
地域のリスクを確認する
狂犬病はオーストラリア、ニュージーランド、南極を除くほぼすべての国で見られます。イギリスでも極めて稀です。島国であるこれらの国は動物の持ち込み管理が徹底されているため、現地で狂犬病に感染した動物に遭遇する可能性はほとんどありません。
-
動物種と感染リスクを評価する
家畜やペットでは、犬・猫・牛が狂犬病の約90%を占めます。野生動物ではスカンク、アライグマ、コウモリが最も多く感染しています。爬虫類・両生類・鳥類・魚類は狂犬病にかかりません。
-
獣医師に傷口の有無を確認してもらう
噛まれた痕跡があるかどうかを獣医師にチェックしてもらいましょう。感染初期は症状が乏しく、健康状態や性格の変化がほとんど見られません。潜伏期が始まると、発熱、食欲不振、微かな行動変化が見られ、期間は2〜3日です。
-
激昂期の症状を観察する
激昂期になると、動物は極度に攻撃的になり、恐怖心がなくなります。絶えず唸り、錯乱し、食欲が増すことがあります。身体的には痙攣、瞳孔拡大、震えなどが見られ、期間は2〜4日です。
-
麻痺期の症状を確認する
麻痺期では飲み込みができず、口から泡が出ることがあります。顎が下がり、窒息しているように見えることも。2〜4日続いた後、急速に昏睡状態に入り死亡します。
