バッファ溶液の作り方
バッファ溶液は、等濃度(体積)の弱酸とその共役塩基を組み合わせて作ります。酸と塩基の比率は Henderson‑Hasselbalch 方程式で求め、pH がバッファの性能指標となります。生体反応は特定の pH 条件でしか進行しないため、目的の pH を維持できるバッファは必須です。
必要なもの
- 弱酸とその共役塩基の一覧表
- 計算機(電卓)
- バッファ用試薬
- エルレンマイヤーフラスコ
作成手順
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ステップ1:目的の pH 範囲を決める
例として、pH 4.00 の条件で実験を行う場合、その pH を維持できるバッファを作ります。
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ステップ2:適切な弱酸・塩基を選択
弱酸と共役塩基の表を参照し、目的の pH に最も近い pKa を持つ組み合わせを選びます。pH 4.00 では、pKa が 3.75 の蟻酸(フォルミック酸)–ホルミ酸塩基系が適しています。
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ステップ3:Henderson‑Hasselbalch 方程式に代入
式
pH = pKa + log([A⁻]/[HA])に目的の pH と選んだ pKa を入れます。 -
ステップ4:酸・塩基比の濃度を求める
まず pH と pKa の差を求めます(例:4.00 − 3.75 = 0.25)。次に対数の逆数(アンチログ)を計算し、[A⁻]/[HA] の比を得ます。
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ステップ5:試薬を調整して混合
求めた比率に合わせて試薬を用意し、同等体積で混合します。例として、0.1 M の蟻酸 25 mL と 0.0178 M のホルミ酸ナトリウム 25 mL を混ぜれば、合計 50 mL のバッファ溶液が得られます。
