アリゾナ砂漠に棲むクモたちと危険性
アリゾナの砂漠には多種多様なクモが生息しています。ほとんどは人間に害を及ぼすことはありませんが、黒クモ(ブラックウィドウ)とアリゾナ・ブラウン・リクルーズは毒を持ち、症状は軽度から重度まで様々です。これらのクモは脅かされたり驚かされたりしたときに防御的に噛むことがあります。
タランチュラ
タランチュラはアリゾナ砂漠で最もよく見かけるクモです。毛むくじゃらの体表を持ち、体長は最大で約10センチ(約4インチ)に達します。見た目は怖いですが、噛まれても重篤な被害は報告されていません。警告として後肢を上げて姿勢を取りますが、刺激し続けなければ噛むことはありません。
アリゾナ・ブラウン・リクルーズ
ブラウン・リクルーズの一種であるアリゾナ・ブラウン・リクルーズは、他のクモが持つ8眼とは異なり、6眼が月形に配置されています。砂漠の残骸や岩陰に潜んでおり、住宅内に侵入することもあります。噛まれると組織が壊死し、適切な治療が行われないと永久的な損傷を残す恐れがあります。
ブラックウィドウ
メスのブラックウィドウは腹部に赤い砂時計形の模様があり、オスは暗褐色の腹部です。屋外の蛇口や鉢植えの周辺にひび割れた網を張ります。噛まれると嘔吐や腹部痙攣などの症状が現れますが、致死例は稀です。
ファンネルウェブスパイダー
ファンネルウェブスパイダーは円錐形(ファンネル)の巣を作り、振動で獲物を感知します。獲物が巣に触れると素早く捕らえて巣の奥へ引き込む仕組みです。この巣は夏の高温から身を守る役割も果たします。
その他のクモ
巨大カニクモはサボテンや岩の表面に生息し、脚幅は最大約5.5センチです。夜になると平たく体を伸ばし、狭い割れ目に潜んで獲物を待ちます。ラビリンススパイダーはウチワサボテンの実に集まる昆虫を狙い、雑然とした巣に残骸を混ぜて隠れます。一方、グリーン・リンクス・スパイダーは糸を使わず、緑色の体色でサボテンにカモフラージュし、待ち伏せ狩りを行います。
