下水道パイプ内の破片レベルと対策
下水道パイプでは、表面水や排水に含まれる固形物が自然に集まります。低レベルの破片は通常問題になりませんが、蓄積が進むと詰まりの原因となり、システム全体の機能が低下します。
破片がたまる場所
雨水がストームドレーンを通じて下水道に流れ込む際、紙くずやゴミ、落葉、土砂などが一緒に運ばれます。下水道の配管には、管路より低い位置にサンプ槽(サンプベース)が設けられており、液体が流れると速度が落ちて固形物が沈殿します。このサンプ槽は定期的に清掃が必要です。
破片が多い場合の影響
サンプ槽が固形物で満杯になると、破片は配管内部に残り、流体の流れを狭めます。放置すると徐々に詰まりが進行し、配管にかかる負荷が増大、清掃が困難になります。最終的に下水道全体が機能しなくなる恐れがあります。
破片の除去方法
高濃度の破片がある配管は、技術者が高圧水でジェット洗浄し、破片をサンプ槽へ押し流します。その後、重機付きトラックで真空吸引し、バイオセキュアな処分場へ運搬します。重い破片は、機械に取り付けたクラムシェルバケットでサンプ槽から直接回収します。
破片の蓄積防止策
破片が多くなる配管は「ロッド処理」や「ロッド清掃」で予防します。ロッド機械は切断ヘッド付きのケーブルを配管内に送り、回転するヘッドで破片を粉砕・除去します。破片の種類に応じた専用ヘッドを使用し、必要に応じてカメラで内部を確認しながら作業します。
