ELISA法による抗体検出の手順
ELISA(酵素免疫測定法)は、抗体の有無を調べるために最も広く利用されている商業検査です。薬物検査、妊娠判定、エイズや肝炎などの診断に活用され、操作が簡単でコストも低いことから人気があります。
必要なもの
- 血清サンプル
- ELISAプレート
- 検出したい抗体に対する抗原(抗体と結合させるためのもの)
- 酵素標識二次抗体または酵素標識抗体
- 酵素標識色変化指示薬
- ペーパータオル
- 保護メガネ
手順
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複数のウェルの表面に既知の抗原をコーティングします。
各ウェルに50 µLのIgG溶液を加え、5分間静置します。その後、流水で洗浄し、5回繰り返します。最後にペーパータオルで軽くたたいて乾かし、ウェルを拭かないようにします。
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血清サンプルをプレートに加えます。血清は希釈して、ステップ1でコーティングした抗原と結合できるようにします。抗体が存在すれば抗原に結合します。
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カゼインなどのブロッキングタンパク質をウェルに加え、目的以外のタンパク質がプレートに付着するのを防ぎます。
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流水で優しく洗浄し、ペーパータオルで余分な水分をたたき落とします。この洗浄を計5回繰り返し、結合していない抗原を除去します。その後、検出したい一次抗体(酵素標識抗体)をウェルに加えます。
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再度流水で洗浄し、結合していない一次抗体を除去します。
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酵素標識二次抗体(抗抗体)をウェルに加えます。二次抗体は一次抗体に結合し、色変化指示薬と結合した酵素を持っています。
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再度流水で洗浄し、結合していない二次抗体を除去します(計5回)。
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酵素標識色変化指示薬を加えます。抗体と抗原が結合したウェルだけが色変化します。
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ウェルの色変化を観察し、血清中に目的の抗体が存在するかを判断します。
