酸素飽和度が高すぎると何が起こるか
定義
酸素飽和度(SpO2)は、血液中のヘモグロビンが結合できる酸素の割合を示す指標です。通常はパーセンテージで表され、例として98%などがあります。
正常範囲
一般的に96〜100%が正常とされますが、健康な成人の目安は95〜98%です。室内空気(約21%の酸素)だけで100%に到達することはなく、補助酸素が必要です。病院では酸素マスクやカニュラを使用して100%に近づけることができます。
高い酸素飽和度
パルスオキシメータが持続的に100%を示す場合、過剰な酸素が投与されている可能性があります。ただし、貧血など酸素運搬が困難な状態では高い飽和度が必要とされることもあります。
酸素中毒(酸素毒性)
酸素毒性とは、組織に過剰な酸素が取り込まれた状態を指し、酸素療法や高濃度酸素の長時間吸入で起こります。症状は中枢神経系と肺の二つに大別されます。
酸素毒性のタイプ
中枢神経系(CNS)毒性
視覚障害、吐き気、聴覚変化、イライラ、不安、混乱、筋肉の痙攣、めまい、痙攣などが現れます。主に深海潜水や高圧酸素治療で見られます。
肺毒性
高濃度酸素に長時間曝露された肺は、気管支炎や肺胞損傷を起こし、呼吸困難や肺機能低下につながります。
過剰な酸素は一見無害に思われますが、適切な管理が必要です。医師の指示なしに高濃度酸素を長時間吸入しないよう注意しましょう。
