灯油の危険性と安全な取り扱い

灯油はランプ、ヒーター、小型ストーブなどの燃料として広く使用されている可燃性化石燃料です。液体のままで輸送・使用されますが、漏れやガス化が起こることがあります。高い可燃性のため、取り扱いには特に注意が必要です。

可燃性

  • 灯油の最大の危険はその可燃性です。適切に扱わないと簡単に火災が発生します。火花や喫煙は灯油の近くで絶対に避けましょう。また、約38℃(100°F)付近では空気と混ざった蒸気が爆発性混合気となり、火花や炎が入ると爆発する恐れがあります。使用時は必ず十分な換気を行い、火気の近くでの保管は控えてください。

吸入・誤飲

  • 灯油の蒸気を大量に吸い込むと、混乱、咳、めまい、頭痛、喉の痛み、意識喪失などの症状が現れます。換気を徹底し、症状が出た場合は新鮮な空気の場所へ移動させて安静にさせ、症状が続く場合は医療機関を受診してください。灯油を誤って飲み込むと、下痢、嘔吐、吐き気、最悪の場合は死亡に至ることがあります。作業中は食事・飲料・喫煙を避け、手についた灯油は必ず洗い流しましょう。誤飲時は嘔吐を誘発せず、安静にさせ、必要に応じて医療機関へ連絡してください。

皮膚・目への接触

  • 灯油が皮膚や目に付着すると、赤みや刺激、乾燥を引き起こすことがあります。作業時は防護手袋と安全眼鏡を着用し、万が一灯油が目に入った場合は、コンタクトレンズを外し、数分間流水で十分に洗い流した後、速やかに医療機関を受診してください。皮膚に付着した場合は、衣類を取り除き、石鹸と水でよく洗い流し、症状が続く場合は医師の診察を受けましょう。

環境汚染

  • 灯油を環境中に流出させると、動物や生態系を毒し、火災の危険も高まります。タンクから漏れがある場合は、漏れた灯油を密閉容器に集め、地面にこぼれた灯油は砂や吸着剤で吸い取って処理してください。適切に処理しないと、土壌や水質汚染の原因となります。

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