食中毒菌の増殖と温度の関係
細菌は私たちの身の回りに常在していますが、増殖できる環境になると数が急増し、健康被害をもたらします。室温で放置された食品は8時間で、たった1個の細菌が1600万個以上に増えることがあります。米国疾病予防管理センター(CDC)によると、毎年約4800万人が食中毒にかかり、12万8000人が入院、3000人が死亡しています。食品を適切な温度で管理すれば、食中毒の発生リスクを大幅に減らすことができます。
最適増殖温度
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食中毒菌は約14°F(約-10°C)から212°F(約100°C)までの幅広い温度で増殖できますが、特に40°F~140°F(約4°C~60°C)という「危険ゾーン」で最も速く増殖します。人間の体温である98.6°F(約37°C)でも活発に増殖します。
低温での影響
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冷蔵庫の温度(4°C以下)では細菌の活動は遅くなりますが、増殖は止まりません。そのため長期間保存すると食品が徐々に腐敗します。室温になると活動が再開します。凍結(0°C以下)では細菌はほぼ不活性になるため、冷凍食品は安全ですが、解凍した食品は再び細菌が活発になり、腐敗リスクが高まります。
高温での影響
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140°F(約60°C)を超える温度は食中毒菌にとって致死的です。調理や再加熱を145°F~165°F(約63°C~74°C)で行えば、ほとんどの細菌を死滅させられます。内部まで均一に加熱しないと、中心部に残った細菌が生き残る恐れがあります。高温で十分な時間加熱すれば、全ての食中毒菌を除去できます。
主な食中毒菌
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CDCの2011年報告では、カンピロバクター、サルモネラ、クロストリジウム・パーフリンゲンス、黄色ブドウ球菌、そして大腸菌O157:H7が代表的な食中毒原因菌として挙げられています。
