概要

Sharper Image社が開発したイオンブリーズ空気清浄機は、負イオンジェネレーターで空気中に負のイオン(余分な電子を持つ酸素原子)を放出し、正に帯電した粒子と結合させて重くし、床へ落とすことで空気中のアレルゲンや微粒子を除去しようとします。

黒い粉塵の発生

負イオンが粒子を床に落とす際、必ずしも床に到達せず、家具やカウンタートップなどの正に帯電した表面に付着し、黒い粉塵の膜を形成します。この粉塵が残ると、部屋が暗く汚れやすくなり、喘息など呼吸器疾患を悪化させる恐れがあります。

オゾンの放出

イオンブリーズは動作中にオゾンを生成します。オゾンは大気上層で紫外線を吸収し保護する役割がありますが、換気のない室内で高濃度になると有毒ガスとなり、呼吸器障害や喘息発作を引き起こすことが米国環境保護庁(EPA)により指摘されています。

健康への影響

2005年のConsumer Reportsの調査では、イオン式空気清浄機は期待したほど空気を浄化できず、むしろオゾンの放出により健康被害を招くことが明らかになりました。オゾンは調理用油、カーペットの揮発成分、一般的な家庭用化学薬品と反応してホルムアルデヒドを生成し、これもまた有害なガスです。